経験に頼った治療ではない、医学的根拠に基づいた鑑別疾患があなたの治療法を変える!
治療家にとって悩みの種とも言える腰の疾患。
代表的な疾患を上げただけでも、腰椎捻挫、 椎間関節症、腰椎分離症、腰椎すべり症、椎間板症、脊柱管狭窄症、圧迫骨折とこれだけのものが挙げられる。
その中でも今回は、来院される患者様の多い椎間板症と脊柱管狭窄症、そしてその合併症を取り上げていきます。
椎間板症、脊柱管狭窄症、その合併症を見極めるポイント、その治療法を丁寧に解説します。
Point① 疾患をしっかりと把握する。
正確な鑑別疾患を行うためには、疾患の正しい解剖学的知識を有していることが大切です。
まずは、模型とMRI画像をご覧頂きながら、それぞれの疾患の把握をしましょう。
Point② 正しい鑑別疾患を行う。
鑑別疾患とは、その痛みは何が原因で引き起こされているのか?どの部位の異常から発生している痛みなのか?
患者様の発するさまざまな情報から、医学的根拠に基づいて疾患を判別していく方法のことです。
経験則に頼らないしっかりとした鑑別を身につけましょう。
- 問診
- ROM
- 神経学的検査
- 理学検査
- 画像鑑別
5つの鑑別方法の使い方を学びます。
問診により患者様の疾患を絞り込み、残り2~5の鑑別で、その確証を100%に近づけていくやり方を学べます。
Point③ 治療=運動療法を学ぶ。
鑑別によって判明した疾患。しかし、今回取り上げた3つの疾患は完治させるのが困難です。
術者が手技や電療を使用して施術するだけでは、その場で痛みは取れたとしてもすぐに痛みが再発してしまいます。
そこで、DVDでは運動療法を勧めています。筋力をつけたり、可動域を広げたり、体の仕組みを変化させることで症状の改善を図る方が、効果が長続きし、患者様にとっていいという考えに基づいています。
3つの疾患に対し、以下の2点を丁寧に紹介しています。
- メディカルリハビリ(日常生活をスムーズに送れるようにするためのリハビリテーション)
- アスレティックリハビリ(スポーツ選手を例に挙げると、スポーツ活動を開始するまでの回復を目指すリハビリテーション)
また、痛みによって運動療法が正しく行えない患者様に施すための疼痛抑制も紹介しています。患者様が運動療法を痛みなく行うための準備です。