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神崎貴子×花野桃子~第3回・女性客の憧れが集客につながる?~
カテゴリ: 経営

トワテック リサーチ

もっとキレイになりたい!もっと若くなりたい! という目的で鍼灸院に通う女性が、いま増えています。そこで、女性客から求められる鍼灸院にするは何が必要か? また女性に憧れられる鍼灸師になるにはどうしたらいいか? そんな“女性のための鍼灸院”について、「さくら治療院」の院長・神崎貴子先生と「レディース鍼灸サロン momo」を営む花野桃子先生に対談していただきました。最終回では女性客が憧れる理想の女性鍼灸師像について語り合って頂きました!

 

見た目がボロボロだと、いくら口で「キレイになりましょう」って言っても説得力ない!

 

最終回となる今回は、女性から憧れられる“女性鍼灸師像”について教えてください。まず神崎先生にうかがいたいのですが、いまの女性鍼灸師の服装や髪型などの見た目について、どう思われますか?

 

 

 

神崎 残念なことですが、“自分をどう見せるか”っていうのをもっと勉強してほしいと思います。鍼灸師は、お客様を健康に、また美しくするお仕事だと思うんです。だからお客様のお手本となるよう、鍼灸師さんもキレイで若々しく、ハツラツとしていることが大切。鍼灸のお勉強だけでなく、もっと雑誌を読んだり、映画を観たり、買い物をしたりして、一般の女性たちと同じ感覚を身につけ、お化粧の仕方やおしゃれを学んでほしいですね。

 

花野 私は鍼灸師になる前にそのことを実感したことがあるので、よくわかります。昔、痩身が得意な鍼灸師の先生の勉強会に参加したのですが…、先生がすごく太っていらしたんです。その上、白髪だらけでお化粧もしていなくて。確かに技術はすばらしかったのですが、そのことより外見にがっかりしてしまいました。でも、その話を母にしたところ、「あんたもそんなもんよ」って…。

 

神崎 え!? それはなんで?

 

花野 実は私、学生のとき毎日ジャージで登校したりしていたんです(笑)。だから「あんたもそのままだと、鍼灸師になったときにお客さんにそう言われるよ」って。

 

神崎 お母様、いい先生ですね。

 

花野 そうなんです。だから、それ以来“見た目もちゃんと気をつけよう!”って思い、服装は女性らしく、お化粧もきちんとするようになりました。見た目がボロボロだと、いくら口で「キレイになりましょう」って言っても説得力ないな、と。見られてる意識を持つって大事ですよね。

 

神崎 お客様をがっかりさせちゃいけないですからね。

 

千明さんは、私のよき先生であり、よきパートナー

 

では、若々しく、ハツラツとした鍼灸師でいるためには、どんな努力や心がけが必要なのでしょう? お二人がふだん実践されているセルフメンテナンスを教えてください。

 

神崎 私はスポーツが大好きだから、マラソンなどでなるべく体を動かして汗を流すようにしていますね。あとは“朝活”が大好きなので、朝5時に起きて7時までにすべてのメールの返信をするようにしています。

 

 

花野 私も同じです! 昔から朝5時起きの生活です。朝は電話やメールがこないから、ホームページの更新なども効率よくできますよね。それからマラソンも最近始めたのですが、体力はつくし、気持ちも前向きになってすごくいいなと実感しています。

 

神崎 ストレスを溜めないのは大事ですよね。仕事ではいろいろあるし、カーッとなることもあるけど、家帰って家族とご飯食べてお酒飲んで、お笑い番組見て笑って寝ちゃえば次の日はスッキリ! 根に持たない性格っていうのもあるかな?

 

花野 私も気にしている時間がもったいない!と思って、食べたり飲んだりしてすぐ切り替えます(笑)。

 

 

カリスマ美容家の吉川千明さんを姉に持つ神崎先生ですが、一緒に「さくら治療院」を経営されるなど、身近で吉川さんのお仕事ぶりを見ていて、どんなところがすごいと感じますか?

 

神崎 千明さんは、私のよき先生であり、よきパートナーですね。前向きで、人のことを決して悪く言わない人。“女性たちのために働きたい”と思っている真剣さがずっと変わらず、ぶれないんです。あと、私が20代の終わりにこの業界に入ったとき、「お給料を貯金するようじゃ出世しないわよ。お金なら後で貯められるんだから、いまのうちにたくさん鍼灸院やサロンに行きなさい」と言われました。そのときたくさんのお店に行って勉強した結果、それがいま自分の財産や宝になりましたね。“おいしい料理を食べたことない人はおいしい料理を作れない”と思うので。

 

花野 なるほど、それは説得力がありますね。

 

社会に貢献できる仕事として鍼灸を世間にもっと広めたい!

 

では今後、女性鍼灸師に期待することは何ですか?

 

神崎 私は将来、女性鍼灸師という職業はこうなってほしいという願いが2つありまして、1つは“職業としての格が上がる”こと。鍼灸師として独立するということは、実業家・経営者であり、自営業者になるということ。だから成功すれば、自分の好きな仕事で報酬をちゃんといただき、生活を充実させることもできる素敵な職業なんです。こういう人が増えれば、将来子どもたちになりたい職業を聞いたときに、鍼灸師と答える子が増えるんじゃないかな、と思います。

 

花野 そうなったらいいですね!

 

 

 

神崎 そうですね。2つ目は、“社会に貢献できる仕事として世間にもっと広まる”こと。先日、2020年のオリンピック開催地が東京に決まりましたが、その後何人かのお客様に「いまから鍼灸の学校に行けば、私もオリンピックで鍼灸師としてボランティアできるかしら?」と聞かれたんです。私はこれを聞いて“この仕事をこんなふうに思ってくださる方が出てきたんだ!いい仕事についたな”ってすごく思いました。

 

花野 それは素敵。どんどんそういう方が増えてほしいですね。私は“学生に希望を与えられる鍼灸師になりたい”と思っています。最近、私の鍼灸院によく来てくれる1つ年下の学生さんがいるんですけど、すごく私のことを尊敬してくれていて、何でだろう?と思ったんです。聞いてみると、学校で「鍼灸師は食っていけない」と先生に教えられてガッカリしていたとき、Facebookで私の活動をみて「こんながんばっている女性鍼灸師さんもいるんだ! 私もこうなりたい!」と思ってくれたみたいで。自分自身を思い返してみても、学生時代に憧れの鍼灸師さんが身近にいたら、もっと勉強をがんばれたかもしれないなと思います。

 

神崎 その子と同じこと、私も学生のときに先生に言われました。「このクラスの中で鍼灸師として成功できるのは、1人いればいいほうだ」って。でもそれを聞いて、「1人は成功できるんだ!」って思っちゃったんだけど、私は(笑)。

 

花野 すごい、前向きですね。でも今後、“成功できる鍼灸師”が増えていくといいなと思います。

 

神崎 そうなるように、私たちもがんばりましょう!

 

取材・文/川端美穂

 

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プロフィール

写真 神崎貴子
さくら治療院院長、プレミナマッサージルーム 院長、プレミナセラピストスクール院長。スポーツアロマの第一人者として数多くのスポーツイベントを支える。美容鍼のメソッドにも定評があり女性ファッション誌をはじめとしたメディアにも多数出演。主な著書に『スポーツアロママッサージ─よくわかる!実践バイブル』(フレグランスジャーナル)等。
写真 花野桃子
レディース鍼灸サロンmomo 院長。奈良県香芝市関屋(せきや)にある女性専用レディース鍼灸サロンmomoにて、女性の美容と健康を応援。マニュアルにとらわれず、お客様の体質にあわせた治療を行います。全国でセルフケア講座や、プロのセラピスト向けの講座も行い活動中。11月11日にレディース鍼灸サロンmomo店内でセラピストのためのセルフケア講座を開催。お申込みはここをクリック!
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