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連載:話題のあのセミナーに潜入! トワテック取材班突撃レポート!

煙がほとんど出ない!? 齋藤式棒灸カバー制作講習会に潜入取材!!
カテゴリ: コラム

トワテック リサーチ

2015年3月3日(火)。東京衛生学園専門学校にて、同学校の中医臨床センター長、齋藤隆裕先生による棒灸カバー製作講習会が行われた。そのニーズは高く、学外からも作り方を知りたいという問い合わせが来るほどだという。それほど多くの施術家に支持される棒灸カバーとは一体何なのか? どのようなメリットがあるのか? トワテック取材班が講習会に潜入しました。
 

 

日々施術に追われる治療家にこそ、使ってほしい道具です

 

 

棒灸カバー製作講習会は15時30分に始まった。これは昼間部、夜間部どちらの生徒も参加できるようにという時間設定だという。会場となる教室には、この日も大勢の学生が集まっていた。

棒灸カバーとは、齋藤先生が考案した棒灸用の土器製のカバーである。棒灸といえば、大量の煙と匂いがネックで導入を躊躇う治療家が多い。しかし、この棒灸カバーを併用することで、それらの煙・匂いが大幅にカットされる。テナントの換気問題で頭を痛めている治療家だけでなく、往診先や自宅でのセルフケアとして棒灸を使いたい患者さんにもうってつけのアイテムだ。

カバーは円錐形で、上から棒灸を差し込んで使用する。側面にはいくつか小さな穴があいており、通気口の役割を果たしている。「これまでの経験から、通気口は上下で計6か所、サイズは鉛筆ほどの太さが最適なんですよ」と齋藤先生。シンプルでありながら、非常に理論的で洗練された形だ。
 

 

昨年の講習会にも参加したという2年生の野澤さんは、「前回作ったものとは異なるサイズの棒灸カバーを作りたくて」と今回の参加の理由を語ってくれた。製作した棒灸カバーは3色の粘土を組み合わせ、パンダをモチーフにした可愛らしいデザインだ。

「小さなお子さんだと、どうしてもお灸は怖がられてしまいます。でもこういったデザインであれば親しみやすく、安心して施術を受けてくれると思うんです。『ほらお友達だよー。怖くないよー』って(笑)」

自宅でのセルフケアによく棒灸を使用しているという野澤さん。患者さんへの施術にも積極的に取り入れ、その良さを知ってもらいたいと笑顔を見せてくれた。

棒灸カバー作りはいつ頃から指導しているのか? という問いに、「学生時代から教えていますので、かれこれ15年ぐらい続けています」と齋藤先生。今では齋藤先生に教わった人がまた別の人に教え・・・と、知らないところでも広まっているのだという。
 

 

「このカバーのメリットは、煙やにおいが激減するだけでなく、施術者の手が空くという点もあります。このカバーを使えば棒灸を置いたまま別の作業をすることができます。小さなことなんですけれど、助かるんですよ。だから多忙な治療家にこそ、ぜひ使ってほしいですね。なんといっても自分で自分の背中にお灸することもできるんですから」

この講習会は後藤学園の学生限定だが、齋藤先生が所属している中医学ネットワーク(TCMN)(http://tcmn.net/)では誰でも参加できる。棒灸カバーのニーズは高く、今後学外の講習会を増やすことも検討しているとのことだ。

一度使えばやみつきになると評判の齋藤先生の棒灸カバー。鍼灸院必須アイテムの1つとなる日も近いかもしれない。


 

プロフィール

写真 齋藤隆裕
鍼灸師・按摩マッサージ指圧師。中国医学修士(鍼灸推拿系)。学校法人後藤学園、東京衛生学園専門学校、中医学研究所 中医臨床センター センター長。国立筑波大学 理療科教員養成施設 講師。日本中医食養学会 講師。正中山遠壽院「根本御祈祷系授的傳加行所<荒行堂>百日大寒行」東洋医学顧問。「鍼灸らせん堂」院長。『齋藤式棒灸カバー』は15年ほど前から講習会や勉強会で作製方法と施術テクニックを伝授している。
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