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連載:施術効率大幅UP! 齋藤隆裕先生の棒灸カバー製作&活用講座!

第1回 齋藤式棒灸カバーの作り方
カテゴリ: コラム

トワテック リサーチ

棒灸施術を変える、齋藤式棒灸カバー

 

 

 

 

皆さんこんにちは。齋藤隆裕です。本連載では、オリジナルの土器製棒灸カバーを用いて棒灸施術のテクニックをお教えします。
この棒灸カバーを使用することで、以下の利点が得られます。

・煙の量を大幅にカット
・温度、燃焼スピードのコントロールが容易
・温熱刺激を効率的に患部に集中させることができる

テナントの関係で棒灸を扱えなかった鍼灸師の先生方でも使用できますし、自宅でのセルフケアとして患者さんに勧めることもできます。また、安定感があるため施術者が手を離すことができることも、魅力の1つです。

第1回となる今回は、棒灸カバーの作り方をお教えします。材料となる『オーブン粘土』(200g)はインターネットやクラフトショップで購入できます。
詳しい解説などは、動画をご参照ください。

 

作り方

 

1.成形


水を加えて粘土を柔らかくしながら、球の形に成形していきます。空気を外に出すようにじっくりとこねましょう。


できた球を、手のひら程度の大きさに押しつぶします。

押しつぶしたら、その平たい陶土を立てるように持ち、くるくる回しながら内側に曲げて傘のような形にしていきます。「中央に押し込む」意識で成形するのがコツです。


円の中心に圧を加えていき、棒灸を差し込む穴をあけます。実際に棒灸を差し込んで大きさを調整すると良いでしょう。


差し口に「首」を形成します。「首」を作ることで、棒灸を安定させたり、カバーを持ち上げる際の引っ掛かりにすることができます。

厚みもいれて1~1.5㎝程度が目安です。


15分ほど乾燥させてから、煙の出口(上部)と酸素の取り込み口(下部)の穴をそれぞれ3か所空けます。大きさは鉛筆程度です。

 

煙穴より上は炎が燃えないため、下に空けすぎないようにします。また、酸素穴についても、下に空けすぎると患者さんの体に埋もれる可能性があるので、淵から1㎝程度の余裕は持たせてください。


棒灸が少し引っかかる程度になるよう、棒灸の差込口を狭めます。口を楕円、三角形にするイメージです。こうすることで棒灸の落下を防ぐことができます。
模様や飾りをつけ、最後に内側の「バリ」を取り除いて成形は完了です。

 


2.乾燥

 

成形した棒灸カバーは、日陰で3日~1週間乾燥させてください。乾燥が不十分だと、焼成時に細かくひび割れて壊れる場合があります。

 

 

3.焼成・仕上げ

 

しっかり乾燥させたカバーを、160℃~180℃のオーブンで30~60分焼きます。温度や時間については、陶土によって異なりますので説明書を確認してください。
焼き上がったカバーは紙やすりなどで磨くと綺麗に仕上がります。


以上で棒灸カバーは完成です。
次回以降は、このカバーを用いた施術方法をお教えいたしますので、ぜひご覧ください。
 

 

 

プロフィール

写真 齋藤隆裕
鍼灸師・按摩マッサージ指圧師。中国医学修士(鍼灸推拿系)。学校法人後藤学園、東京衛生学園専門学校、中医学研究所 中医臨床センター センター長。国立筑波大学 理療科教員養成施設 講師。日本中医食養学会 講師。正中山遠壽院「根本御祈祷系授的傳加行所<荒行堂>百日大寒行」東洋医学顧問。「鍼灸らせん堂」院長。『齋藤式棒灸カバー』は15年ほど前から講習会や勉強会で作製方法と施術テクニックを伝授している。
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