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連載:施術効率大幅UP! 齋藤隆裕先生の棒灸カバー製作&活用講座!

第3回 『胃腸不良』への棒灸アプローチ
カテゴリ: コラム

トワテック リサーチ

上腹部と背部を温めて胃腸をはさみうち

 

 

 

 

今回は、棒灸カバーを用いて上腹部と背部を温め、胃腸不良にアプローチします。
上腹部では任脈上にある上脘・中脘・下脘の3つのツボを対象とします。脘は胃脘部、つまり胃を意味しており、胃や十二指腸の冷え・痛みに効果的です。
背部では膈兪・肝兪・脾兪の3つのツボを対象とします。こちらは「胃の六つ灸」と呼ばれており、上腹部の痛みに効果的です。

またこの施術は、補法として使う場合には陽虚証や脾胃虚弱、瀉法として使う場合は寒邪直中に奏効です。患者さんの症状に合わせて使い分けてください。

 

 

 

 

左右のツボは対称性に注意

 

まずは上腹部にアプローチしていきましょう。上脘・中脘・下脘を含むこのエリアは、脾胃病や消化器の疾患の治療に用いられます。

棒灸を移動させながらエリア全体を温め、とくに冷えていると感じるところや患者さんが気持ちよさを感じるところに棒灸を置きます。3分程度を目安に灰を落としながら、じっくりと温めていきましょう。

 

   


続いて、背部へとアプローチしていきます。膈兪は第7胸椎の勅突起の左右(肩甲骨を目安にして下さい)、肝兪はその下の第9胸椎の左右、脾兪はさらにその下の第11胸椎の左右にあります。エリア内の陥凹や冷え、左右差についてしっかりと観察し、取穴していきましょう。

棒灸で左右の腧穴を順番に温めながら、エリア全体を温めます。そのあとは先ほどと同様、特に冷えているところや患者さんが気持ちよさを感じるところに棒灸を置きましょう。

 

   

 


いかがでしたか?
次回は婦人科系疾患や冷え症全般の施術に用いられる、下腹部と仙骨部へのアプローチをご紹介いたします。


 

 

プロフィール

写真 齋藤隆裕
鍼灸師・按摩マッサージ指圧師。中国医学修士(鍼灸推拿系)。学校法人後藤学園、東京衛生学園専門学校、中医学研究所 中医臨床センター センター長。国立筑波大学 理療科教員養成施設 講師。日本中医食養学会 講師。正中山遠壽院「根本御祈祷系授的傳加行所<荒行堂>百日大寒行」東洋医学顧問。「鍼灸らせん堂」院長。『齋藤式棒灸カバー』は15年ほど前から講習会や勉強会で作製方法と施術テクニックを伝授している。
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