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連載:大口貴弘の成功するための訪問治療マニュアル

第4回 同意書の書き方、医師との連携
カテゴリ: 経営

トワテック リサーチ

 

訪問治療を成功に導く医師との連携

 

 

鍼灸、マッサージは「療養費払い」というかたちで、特定の病気に限り健康保険が適用されるが、その際に必要となるのが「医師の同意書」だ。訪問治療でも同意書をもらうために医師との連携は不可欠。スムーズに医師と連携できるか? これが訪問治療を成功させるカギとなるようだ。

 

「例えば、クライアントが神経症で医師の治療を受けていたら、僕たちは同じ病気の治療で保険治療をすることはできません。保険の適応を申請する場合には、医師が看て診ている病気や部位と鍼灸治療がかぶっていないことを証明するために、医師に同意書を書いていただく必要があります。ただ、この制度を知らない医師はたくさんいます。中には、クライアントを取られるのでは? とか、法律上何か引っかかるのでは? と心配される方も少なくありません。なので、いかに不信感を与えずに、安心して同意書を書いていただけるかを、こちらで工夫しなければいけません」

 

同意書を作成する場合の、書き方や注意点などはあるのだろうか。

 

「同意書のフォーマットは自分で作成するか、代行の業者さんに依頼します。自分で作る場合は、インターネットで同意書を探して参考にするとか、同業者の詳しい方に聞いてから作るのがいいと思います。具体的に必要となる項目は、鍼灸保険治療に該当する病名や施術内容、医師の初診日などです。さらに僕の場合は、取り扱い説明書とあいさつ文も同封しています。ここに『この同意書はお医者様にご迷惑をかける内容ではないこと』や『療養費の支給基準』などをしっかり明記し、医師の方に不信感を抱かせないようにすることが大切です」

 

どのような形で医師に同意書を渡すかも重要だ。大口さんの場合は「クライアントに任せず、直接医師に届けに行く」と話す。

 

「クライアントから医師の方へ渡していただいてもいいですし、郵送でも結構です。ただ、医師の方の協力を得るには、こちらの誠意を伝える必要があります。なぜなら3ヶ月に1回、医師の同意を得なければいけないわけですから。長く治療を続けていくのであれば、医師との連携を大切にすることがすごく重要になります。僕は同意をいただいたら手書きのお礼状をお送りして、良い関係を保てるように心がけています。医師との連携は、まず第一に制度を知っていただくこと、次にアフターフォローです」

 

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プロフィール

写真 大口貴弘
鍼灸師・柔道整復師。'90年東京都生まれ。帝京平成大学鍼灸学科卒業。日本介護施術者協会会長、訪問鍼灸マッサージグループ「Master Piece Japan」代表取締役。10歳の頃から整形外科医の義兄の下で鍼灸整体術を学び、高校入学と共に実兄のもとでトリガーポイント、経絡治療をベースとした鍼灸+カイロの技術を身につける。さらに独自の整体術を合わせてスポーツ・芸能界など様々な分野のクライアントに治療を提供。主なクライアントにつばさ総合高校、PASSPOなど。現在、治療院経営に関するセミナーを多数開催。詳細はこちらから。
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