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連載:手技療法読書尚友

野溝明子/医学博士・鍼灸師(2)
カテゴリ: インタビュー

トワテック リサーチ

 手技療法業界のトップランナーが若手施術家に読んで欲しい書籍を紹介する『手技療法読書尚友』。第1週は乃木坂グリーンハウスで鍼灸や解剖生理学のセミナーを定期的に開催している東京大学理学部卒で医学博士の野溝明子さん。ケアマネージャーの資格を持ち鍼灸師として高齢者や重病患者の訪問治療を行っている彼女。解剖学、生理学、緩和ケア、高齢者治療に精通した野溝氏は、どんな本を若手手技療法家に推薦するのか?

 

『くじけないで』

著者:柴田トヨ

出版社:飛鳥新社

価格:1,000

若い治療家の話を聞いていると「お年寄りに苦手意識があるのかな」と感じることがあります。また、私自身もお年寄りと上手く接することのできない若い治療家を何人も見てきました。

 

そんな人達にオススメしているのが柴田トヨさんの詩集『くじけないで』です。

 

若い人がお年寄りと上手く接することができないのは、お年寄りの気持ちを理解していないからではないでしょうか。例えば、介護や治療の現場ではお年寄りに対して赤ちゃん言葉を使う若い人を見かけます。これをやっていいのは認知症が進行した一部の方だけです。多くの高齢者の方は一人の人間としてあつかわれることを望んでいます。

 

そんな高齢者の本当の気持ちが『くじけないで』には綴られています。超高齢社会に突入した日本で治療家として働いていくには、高齢者の人達を避けて通ることはできません。彼らの気持ちを知るために是非一度読んでもらいたい一冊です。


 

プロフィール

写真 インフォメーション
乃木坂グリーンハウスにて『単科講座:理論 野溝明子先生のよくわかる解剖生理学1day』を定期的に開催中。直近の講座に『外皮と生体防御』(2013.10.20)『骨格と筋肉および関節』(2013.11.17)『脳と神経とさまざまな感覚』(2013.12.1)『体を流れる血流と体液・排泄 体循環・肺循環』(2013.12.1)を予定。詳細はhttp://www.nogizaka-aroma.co.jp/を参照
写真 野溝明子
医学博士。鍼灸師。東京大学理科一類より同理学部、同大学院修士課程修了(理学修士)。同博士課程を中退、東京大学医学部(養老孟司教室)で解剖学を学んだ後、東京大学総合研究博物館(医学部門)客員研究員。その後、早稲田医療専門学校(夜間部)で鍼灸師資格、順天堂大学医学部解剖学・生体構造科学講座で医学博士取得。現在は乃木坂グリーンハウスの講師や医療系専門学校での非常勤講師を務める。また、鍼灸師として個人宅や施設へと出向き施術を行っている。著書に『セラピストなら知っておきたい解剖生理学』(秀和システム)、「痛み緩和ケア」など。
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