ホーム  >  調査記事   >  手塚幸忠先生のすぐに使える棒灸テクニック!  > 第5回 「肩こり」に対する棒灸治療
調査記事
新規情報 コラム インタビュー 商品 動画
連載:手塚幸忠先生のすぐに使える棒灸テクニック!

第5回 「肩こり」に対する棒灸治療
カテゴリ: コラム

トワテック リサーチ

棒灸の施術とセルフケアの提案で肩こり撃退! 

 

 

 

 

 

 

第5回目のテーマは、「肩こり」です。
現代の肩こりは、PC作業やスマホの操作で同じ姿勢を長時間とること、そしてストレスなどで肩や首に力が入ってしまい長時間筋肉が緊張してしまうことなどによって引きおこされます。「コリ」は、気血の停滞が原因の一つですから、棒灸を使った施術で気血のめぐりを良くし、コリをほぐしてゆきましょう。


今回紹介するのは、肩井、肩外兪、膏肓への施術です。この3つのツボは、肩こりでは最もこりやすいポイントとなっています。棒灸で温めることで、気血のめぐりが良くなり、肩こりが改善に向かいます。本コラムでは場所のみの紹介となっていますが、肩甲骨の外側にある臑兪というツボも、実は結構こっている部分です。治療の際にはチェックしておきましょう。また、手三里は腕から肩にかけての緊張を緩め、崑崙は肩から腰にかけての緊張を緩めることができるため、この2箇所への施術を加えることで、より効果的な治療ができます。


また、肩こりが慢性的になっている患者様も多くいらっしゃいます。そんな方には「肩を回して肩甲骨を動かす」「自分で手三里を揉む」「肩の力を抜いて腕振り体操をする」といったセルフケアを提案するのも良いと思います。

 

 

“肩こり”に対する棒灸治療


※施術の際の注意点※
・灰が患者様の体に落ちないように、こまめに灰を落としましょう。
・事前に「熱かったら教えてください」と患者様に伝えておきましょう。
・左手を添えて自分の指で熱を感じ、熱くなりすぎていないかを確認するようにしましょう。
またこの左手は、患者様が誤って動いてしまった際のストッパーにもなります。
・治療が終わったら、火消しつぼなどで迅速に火を消してください。

 

 

 

1.  肩井
肩井は第七頸椎棘突起と肩峰外端を結ぶ線の中点のあたりで、その周囲の一番硬いところを狙います。
棒灸に火をつけ、ツボに近づけます。皮膚との距離をやや近くし、患者様が熱いと感じたら離す、また近づけて、熱いと感じたら離す、といった動きを数回繰り返します。

 

 

 

 

 

2. 肩外兪
次に、肩外兪に施術します。肩外兪は、第一胸椎棘突起下縁と同じ高さで後正中線の外方3寸、肩甲骨上角の内方にあります。

皮膚との距離をやや近くし、患者様が熱いと感じたら離す、また近づけて、熱いと感じたら離す、といった動きを数回繰り返します。

 

 

 

 

 

 

 

3. 膏肓
次に施術を行う膏肓は、第四・第五棘突起間の外方3寸、肩甲骨内側縁の中間にあります。施術される人が、両肘を近づけ肩甲骨を外方に開くとツボの位置が取りやすくなります。

皮膚との距離をやや近くし、患者様が熱いと感じたら離す、また近づけて、熱いと感じたら離す、といった動きを数回繰り返します。

 

 

 

 

 

 
 

4. その他のツボ
上記二つ以外にも、【臑兪】【手三里】【崑崙】といった場所への施術も効果が期待できます。
参考にしていただければと思います。

 

 

 

 

 

 

 

プロフィール

写真 手塚幸忠
鍼灸師。あん摩マッサージ指圧師。関東鍼灸専門学校 非常勤講師、新医協鍼灸部会 臨床実技講座講師、日本伝統鍼灸学会 学術部所属。一般社団法人 経絡リンパマッサージ協会 理事、銀座ルーチェ副院長。
このエントリーをはてなブックマークに追加