キネシオロジーテープ貼り方講座

後屈したときに腰が痛み、その原因が足関節の背屈可動域の低下にある患者様へのテーピング

完成図

貼られる方の姿勢:仰臥位・お腹をへこませた状態/足首を90度から少し伸ばした状態
使用テープ本数:各1本
股関節の伸展と足関節の背屈が低下すると、腰椎が過稼動を起こすため、腰に負担がかかります。

1本目

  • STEP.1:【鑑別方法】立位で、無理のない範囲で体を後ろに反らせてもらいます。
  • STEP.2:【鑑別方法】これで痛みが出る場合は、骨盤股関節の伸展可動域が十分か・腰椎の過可動がないかをチェックしてください。
  • STEP.3:【理論】本来は股関節が伸展し、足関節が背屈することで腰を伸展させます。
  • STEP.4:【理論】股関節の伸展と足関節の背屈が低下すると、腰椎が過稼動を起こすため、腰に負担がかかります。
  • STEP.5:まず、腰椎の過稼動をおこす腹横筋の動きを制限するテープを貼っていきます。
  • STEP.6:ここでは右の腰が痛むという想定でテープを貼っていきます。事前に右の第十肋骨から上前腸骨棘の長さを採寸し、カットしておきます。
  • STEP.7:四角は切り落としておくと剥がれにくくなります。
  • STEP.8:貼られる人は仰臥位で、お腹をへこませます。
  • STEP.9:貼り始めは右の上前腸骨棘です。
  • STEP.10:真っ直ぐ上に向けて、軽く引っ張りながら貼っていきます。引っ張り過ぎないように注意してください。
  • STEP.11:貼り終わりは第十肋骨です。
  • STEP.12:全体をしっかり押さえて完成です。左の腰が痛む場合は、左側に同じようにテープを貼ってください。

2本目

  • STEP.1:次に、足関節の背屈をサポートするテープを貼っていきます。
  • STEP.2:ここでは右の腰が痛むという想定でテープを貼っていきます。事前に足の甲中央から、下腿前面内側1/3までの長さを採寸し、カットしておきます。
  • STEP.3:貼られる人は、足首を90度から少し伸ばした状態にします。
  • STEP.4:貼り始めは足の甲中央です。
  • STEP.5:貼り終わりは下腿前面内側1/3です。
  • STEP.6:浮いている部分を乗せるように貼っていきます。
  • STEP.7:全体をしっかり押さえて完成です。左の腰が痛む場合は、左足に同じようにテープを貼ってください。
尾崎誠 鍼灸師 あん摩マッサージ指圧師 日本体育協会公認アスレティックトレーナー 。アドリビ〝治療家のためのトレーナー学習〟代表。実践テーピング研究会講師を歴任。
アスリートの機能アップを目的としたテーピングのセミナーは過去42回開催。受講生はのべ500人を超える。
トレーナー歴:正智深谷高校ラグビー部 アスレティックトレーナー。立正大学硬式野球部トレーナー。その他、オリンピック選手、プロからJrアスリートをサポートしている。

まと治療院

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