創業明治28年の鍼灸材料総合メーカー・山正。厳選されたよもぎと代々受け継がれてきた製法から生まれる山正のもぐさは、その品質の高さから数多くの治療家を魅了しています。なる鍼灸治療院の鳴坂先生は開業以来、〝長生灸一筋〟のヘビーユーザー。「定期的に1000荘タイプを購入していますが、お灸の温熱にムラがなく、じんわりと温めてくれます。台座の粘着力も申し分ありませんので、長生灸以外を使う理由は見当たらないですね」。鳴坂先生ご自身もセルフで愛用する長生灸の魅力について、お話を伺いました。



鍼灸と手技を組み合わせた施術に長生灸は最適です

2012年に当院を開業して以来、長生灸を愛用しています。開業にあたって色々なお灸を試した結果、自分の体に一番しっくりきたのが長生灸でした。レギュラー、ライト、ハード、ソフト、さらにはスモークレスタイプのお灸日和までラインアップが魅力的なのはもちろんのこと、いずれのタイプも温熱に個体差がない点が決め手になりました。長生灸は設定温度まで確実に温めてくれるので、信頼感を持って施術に臨むことができます。丁寧に製造されているお灸であることが、しっかりと伝わってきますね。

基本的に夏場はソフトを、皮膚温が下がって温度を感じにくくなる冬場はレギュラーを使用しています。腰部の慢性的な症状にはお灸日和(スモークレス)ですね。お灸日和は燃焼時間が緩やかでじんわりと温めてくれるので、個人的に気に入っています。気分を落ち着かせてくれるフルーツを感じさせる香りも患者さんから好評です。症状や部位によって少し熱いかなと感じられる場合は付属品の緩衝材を挟ませて、丁度良い温度に調節します。私はお灸日和をセルフで愛用していますから、公私ともにお世話になっています(笑)。

当院は訪問鍼灸専門の治療を行っており、患者さんの8割以上がご高齢の患者さんになります。目立つ症状は脳梗塞の後遺症による片麻痺ですね。この場合、前腕屈筋群や上腕二頭筋にお灸を据えて、筋肉の固まりをほぐしていきます。尖足の患者さんには膀胱経の裏側や委中、承山に据えることで筋群の過緊張と短縮を解いていきます。

私たちは鍼灸と手技を組み合わせた治療を行っていますので、長生灸を下肢に据えながら、上肢、体幹にマッサージを施します。この時、お灸の安定性がとても重要なんですね。毎月、2000件以上の訪問治療を何年も続けてきて、施術中にお灸が床に落ちたのは1~2回でしょうか。今まで数え切れないほど据えてきた私からみても、品質の高さは折り紙つきです。これからも、長生灸一筋に使わせていただきます。