山梨県都留市にある大房整骨院。外傷や成長痛に悩む学生から、肩こりや腰痛などの慢性的な症状、不眠や疲労感といった“なんとなく不調”を感じる高齢者まで、幅広い年齢の方が来院されている。院長の大房一宏先生は自他共に認める大の「物療機器好き」で、様々な物療機器への知見が深い。何種類ものホットパックを実際に試してきた大房先生に、CAL℃の魅力とその活用法を訊ねた。

CAL℃を患部にそっと置くだけで、
「…いいですね」。
施術を始める前から満足の声をいただくことも。

CAL℃はノーマルのLLサイズ、Lサイズを10年以上愛用しています。最近、リニューアルしたCAL℃のLL-Lightサイズが加わりました。Lightは高齢の女性の患者様から、「軽くていい」と好評です。また、以前のものと比較すると、リモコンのデザインが変わりました。前の黒いリモコンと比べ、リニューアルした白いリモコンはプラスチックがやや柔らかい感じを受けます。
以前のものも十分丈夫でしたが、リニューアル後はさらに改良され、リモコンを床に落としても“カツン”ではなく“コトン”という感じ。音からも壊れにくさが伝わってきます。これは新しいコントローラー本体の素材の見直しがあったようで、よりやわらかなものに変わったからだと思います。細部に至るまで改良が施され、使い勝手や安心感が一層向上しています。

CAL℃の魅力は、まずタイマーと温度設定の自由度の高さにあります。最大60分まで設定できる点は非常に便利で、温度と時間を3段階で細かく調整できるのは、他社製品にはあまり見られない優れた特徴です。残り時間が大きなディスプレイで表示されるため、施術中の確認もしやすく重宝しています。

             

次に挙げたいのがコストパフォーマンスの高さです。この品質でありながら価格は非常に良心的で、導入もしやすいと思います。
そして最後に強調したいのが、とにかく壊れにくいこと。この頑丈さこそが、私が10年以上使い続けている最大の理由かもしれません。(実際、比較的手荒に扱ってしまっているのですが……それでも壊れません。)

CAL℃の使い方としては、神経症状のある患者様には罨法として温熱を加え、干渉波や微弱電流などの電気療法と組み合わせて使用しています。温熱によって血流が促進され、刺激の閾値が上がることで施術効果が高まる、という考えからです。

ピンポイントで温熱を使いたい場合は超短波やマイクロ波を使用しますが、体幹や下肢など広範囲をやさしく温めたいときにはCAL℃の出番です。
特に冬場は温熱自体が気持ちよく、湿性温熱のあたりの柔らかさも好評で、施術前に温めておいたCAL℃をそっと患部に置くと、「…いいですね」と患者様がつぶやくこともあります。
まだ電療も何も始めていないのに、です。

始まる前から「いいですね」。
最高です。

当院は寒冷な地域ということもあり、ひざ掛けのように使用して施術前のリラックス効果を高めることも多く、導入時の“空気づくり”にも一役買っています。実際に「気持ちいい」「欲しい」といった声をいただくこともあり、患者様の満足度と、治療家としての使いやすさを兼ね備えた、これからも使い続けたい商品だと感じています。