vol.013医食同源
以前に解毒のお話として色々な解毒作用がある食材の話をしました。
今回は食材の中でも医学的に効用のある物を、又治療とともに併用出来る物を東洋医学的に選んでみました。参考にしてみて下さい。
【皮膚疾患】
- はとむぎ茶・・・湿疹、アトピー性皮膚炎、あせも、いぼの治療と予防に。
- 白木くらげ(銀耳)・・・柔らかくお湯で戻してから煮て食べる(1回30g)。皮膚の乾燥、美容に効果がある。
【アレルギー性鼻炎】
- 薄荷茶・・・頭痛に伴う鼻づまりに、緑茶とブレンドして飲む(1日3g)。。
- 菊花茶・・・目の充血、頭痛に効果がある(1日10g)。
- はとむぎ茶・・・鼻水が多いときに飲む(1日10g)。
【肥満】
- 荷葉茶・・・水ぶとりの肥満症に1日10gを煎じてお茶代わりに。
- 健康茶・・・浮腫みと便秘気味の肥満症に草決明(ハブ)10g、ハトムギ10gを煎じてお茶代わりに。
【老化予防】
辛味は気を発散させ、肉は体内の熱を助長させ、甘味は痰湿を生成し、なまものは気の流れを塞ぐ。
しかし、『辛味は気を発散させるから絶対に食べてはいけない』という事ではなくあくまで過食すれば悪い結果を生むという事である。
【温性(体を温める食品)】
- 穀物・・・そら豆、コウリャン
- 野菜・・・しょうが、ネギ、ニンニク、ニラ、カボチャ、カブ
- 果物・・・クルミ、梅,みかん、栗、桃、サクランボ
- 魚類・・・マグロ、エビ、サバ、カツオブ
【寒性(体を冷やす食品)】
- 穀物・・・粟、豆腐、はとむぎ
- 野菜・・・白菜、チンゲン菜、胡瓜、たけのこ、大根、トマト
- 果物・・・梨,柿、キウイ、スイカ、バナナ、さとうきび
- 魚類・・・カニ,カキ、アサリ
【冷え性】
月経不順など症状を伴う冷え性には紅花,よもぎ、桂枝をそれぞれ10gづつ風呂に入れて薬浴する。
【膀胱炎】
- オオバコ・・・膀胱炎の予防と治療に1日10から30gを煎じてお茶代わりに。
- ハトムギ・・・尿が濁るときに1日20gを煎じてお茶代わりに。
【下痢】
- 慢性下痢・・・焼いたニンニクを1日5片づつ食べる。
【便秘】
- 便秘によい食べ物・・・胡麻、くるみ、蜂蜜、こんにゃく、白菜、大根、バナナなど
参考:いかに弁証論治するか 菅沼伸監修 菅沼栄著 東洋学術出版社
- 小松 武史先生