トワテック メディカルレポート

トワテック通販サイトで人気を博したトワテックメディカルレポートがアーカイブとして復刻。来院患者さまへより良質な施術を行いたいと考えていらっしゃる治療家の方に「施術に活かせるヒント」、「患者さまへお伝えすると喜ばれる健康情報」などが盛りだくさんです。

vol.036良い眠りのための運動時間

来院する患者様の中には、運動の習慣が全く無い方もいれば、運動しなければ不安になるというほど、毎日積極的に体を動かしている方もいらっしゃいます。
スポーツクラブで専属トレーナーをつけ、毎日筋トレに励むある女性は、「日々の体の変化が楽しみで、ついつい頑張りすぎてしまいます。」といいます。

運動は、楽しみながら続けることが出来れば、それが最善だと思いますが、気持ちの上でも焦りや無理があると、それが体への負荷の増加へと繋がる可能性が出てきます。
そして、運動の後は体を休めることも大切ですが、良い眠りにつくためには、運動時間にも配慮が必要です。

就寝直前に運動をすると、神経が高ぶり睡眠には良くない影響を与えがちです。
運動をすると、日常生活でのストレス緩和や心のリラックスを促し、質の良い睡眠をとることが期待できるのですが、その効果を最大限に出すためには、16時30分~17時30分、20時30分~21時30分に行う運動が良いとされています。

注意点は、就寝2時間前までの運動であることと、軽い全身運動である、ということです。
運動を始めると「もうダメだ~!」というくらいまで、頑張らないと運動した気がしない、というタイプの方は要注意です。

朝、すっきりと目覚めたい場合は、16時30分~17時30分の運動を、そして、ぐっすり眠ったという満足度を求める場合は、20時30分~21時30分の運動がオススメです。
日常的に運動を行う習慣が無い人は、運動習慣のある人と比較すると、不眠になる確率が1.3倍高いとも言われています。

お忙しい先生方も、軽い全身運動を日常に取り入れていただき、スッキリした気持ちで患者様に接することができると理想的ですね。

檜垣 暁子先生

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