トワテック メディカルレポート

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vol.057カルシウム剤は心臓に悪い?

骨粗鬆症の予防にと主に年配者がカルシウムを摂取しているがその為に心臓病の発生リスクが高まるという最新の調査報告が発表された。

内容は欧米の研究者が高齢者1万2千人を対象に4年間行われた11種の研究を分析した結果、カルシウムサプリを常用したグループは偽薬を飲んだグループより心臓発作の発生率が30%も高かったという。

調査を行ったイアン リード医学教授は1,000人が5年間カルシウムを摂取したとすると、摂取しない場合に比べて心臓発作を起こす人が14人、脳卒中も10人増え、死者は3人増える。
計37人に悪影響が出た一方で、骨折を防げた人は26人にすぎなかったと話した。この調査結果は英医学誌ブリティッシュメディカルジャーナルに掲載された。

リード教授によるとカルシウム剤を飲むとその後4?6時間はカルシウム値が通常域の最高水準まで上昇する。
これに対し食べ物から自然に取ったカルシウムはゆっくり吸収される為、血中濃度にあまり変化は見られない。
カルシウムの血中濃度が上がると血管の内壁にプラーク(こぶ)が形成される原因になり、それが発作や疾患に繋がるという。
プラーク形成の原因としてこれまで血中の脂肪量ばかりが注目されていたが、カルシウムもその原因になりうる事がわかった。

結論を言うと健康的な食事をしっかり摂り、適度な運動をする事によって骨にストレスを与え強くするのが一番いいらしい。

そうだよねぇ。
薬に頼らない運動が一番いい。
どんな病にもこれがいい。
わかっているんだけどね。

ただ時間がない人やあまり運動が出来ない人もいるのでこれだけとは言いにくいけど、やっぱり運動がいい。
歩くだけでもだいぶ違うよね。
僕は走るのが嫌いなので、たまに泳いでいます。

小松 武史先生

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