vol.0127経験の浅い施術者の強みとは?
「経験の浅い施術者の強みとは?」
資格を取って1~2年の先生や、養成学校を卒業後、間もない先生など、まだ施術に自身の持てないと感じている先生もおられるかと思います。
また、新卒の先生を採用され、教育研修をされている先生もおられると思います。
その経験の浅い施術者の強みとは、それは“ひたむきな一生懸命さ”です。
知識・技術が伴わないと、患者さんの満足は得られないと思いがちですが、決してそうではありません。
患者さんに「なんとしても楽になっていただきたい。」というひたむきな思いが、指から伝わると、その一押し一押しにその心が入ります。
そうすると、患者さんから「うまくはないが、一生懸命に治療してくれるのでそれが気持ち良い。」と返ってくることが多々あります。
また、患者さんから「あの新米の先生は、技術・経験はまだまだやけど、先が楽しみやな。」とか、担当の先生がいない時、「前に一生懸命やってくれたあの先生いますか?」など、その機会が広がります。
さらに、先輩の先生、周りの先生への「初心に帰る。」という大切な気づきや刺激を与えることになります。
経験が浅い施術者ほど、なんとしても患者さまに楽になっていただきたいというひたむきな一生懸命さが、一番の強みなのです。
(もちろん、オーバードーゼや医療過誤防止などについては、周りがしっかりフォローしてあげてくださいね。)
- 西川 和義先生
- NPO全国鍼灸マッサージ師協会 兵庫支部副支部長