トワテック メディカルレポート

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vol.0100側湾症

日々の診療で、肩の高さが違うということを主訴に外来を受診する方がたまにいらっしゃいます。
側弯症の確定診断はレントゲン写真で行いますが、多くは注意深い診察でも判断出来ます。

そこで今回は側弯症についておさらいしたいと思います。

分類すると、生まれつきの先天性側弯や、神経筋疾患に伴い出現するもの、特発性側弯症がありますが、圧倒的に多いのが特発性側弯症です。
特発性側弯症はさらに年齢によって乳幼児型、幼児型、思春期型に分けられます。

その中でも多いのが思春期型で、さらに右胸椎側弯は女性に多いことが分かっています。
身長の伸びが止まると同時に側弯の進行も停止するので、それまでの間は注意深い観察が必要です。変形が高度で進行性の場合は、手術が行われることもあります。

以下は、視診におけるポイントです。

  • 座位と立位で背中を見て、左右の方の高さに違いが無いかを確認します。脚長差により骨盤が傾いて代償性に側弯を来している場合は立位では側弯になりますが、座位では側弯は消失します。
  • 肩甲骨の位置に左右差がないか、下角を比較して確認します。そのとき下角が浮き上がる症状(winging)が無いかも確認します。
  • ウエストラインの非対称性
  • 前屈時に、背中の左右の高さが変わっていないか、肋骨隆起(ribhump)の確認。側弯症の場合、胸椎の回旋変形があるため胸郭がゆがみ肋骨が隆起したように見えます。

簡単ですが、側弯症についてまとめました。
視診も慣れれば数分で終了しますので試して頂ければと思います。

北村 大也先生
整形外科医

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