トワテック メディカルレポート トワテック通販サイトで人気を博したトワテックメディカルレポートがアーカイブとして復刻。来院患者さまへより良質な施術を行いたいと考えていらっしゃる治療家の方に「施術に活かせるヒント」、「患者さまへお伝えすると喜ばれる健康情報」などが盛りだくさんです。
vol.0105最強のチーム(治療院)作りとスタッフの育成 part.2 治療院経営者仲間との話題で良くあるのが『最近の若い者はなってない』、『指示待ちで、思う様に動いてくれない』また、『せっかく一生懸命教えたのに、すぐに辞めちゃうんだよね。』、『従業員を雇うと苦労するよ!』などなど、皆さんスタッフに対しての悩みは尽きないようです。 そりゃそうです。 皆さんは、治療院を自ら開業し、患者さんから支持を受けているカリスマ性のある先生なんです。 そんな先生の様にすぐになれるわけではありません。 そこで、なぜ従業員を雇用しているのか?深く考えた事はありますか? 『仕事が忙しいから、手伝ってくれる人が欲しい』とか、『治療院を発展させたい!』と考えることでしょう。 しかし、従業員は院長の思いを実現するための『ロボット』では決してないのです。 京セラやKDDIの創業者であり日本航空の再生を成し遂げた稲盛和夫氏は、京セラの経営理念の生い立ちを次のように語ります。 「稲盛和夫の技術を世に問う会社」として京セラ(京都セラミック)を作ったが、創業2年目に新卒で雇った高卒達が将来の昇給や賞与の保証を求め血判状を持ってきて連日の話し合いとなった。 自分の技術を世に問う場として作った会社が、従業員を雇ったばっかりに、従業員の生活を保証しなければならなくなってしまった。 そこで『全従業員の物心両面の幸福を追求すると同時に、人類、社会の進歩発展に貢献すること』と経営理念を変えて、『俺は従業員の幸せの為に仕事をしよう!』と腹を決めたそうです。 『今日の京セラの発展はここから始まった!』とまでおっしゃっています。 そう考えると従業員のことが、自分の子供の様に思え、愛おしく感じてきませんか? 皆さんの従業員も、それを待ち望んでいる事でしょう! 中山 哲志先生 NPO全国鍼灸マッサージ協会 副理事長兼渉外広報局長