トワテック メディカルレポート

トワテック通販サイトで人気を博したトワテックメディカルレポートがアーカイブとして復刻。来院患者さまへより良質な施術を行いたいと考えていらっしゃる治療家の方に「施術に活かせるヒント」、「患者さまへお伝えすると喜ばれる健康情報」などが盛りだくさんです。

vol.0112足底筋膜炎

今回は足底筋膜炎についてまとめたいと思います。

足底筋膜炎は40歳以降の男性に起こりやすく、その原因は足底筋踵骨付着部の経年変化による微小断裂です。
経年変化がベースにあるのでなかなか改善せず、歩行開始時の痛みを繰り返します。

典型的には、起床時の一歩が痛いなどです。
その機序としては扁平足、アーチの低下、足底筋膜の過剰な緊張などが挙げられます。
足底の踵骨内側部に圧痛を認め、歩行時の痛みであれば足底筋膜炎の可能性はかなり高くなります。

鑑別診断としては線維腫や踵部脂肪織の萎縮や炎症、脛骨神経 踵骨枝の絞扼性神経障害などがあります。
圧痛部位の微妙な違い等で探っていくことになりますが、診断が困難である場合はMRIを撮影します。
MRI以外の画像所見としてはレントゲンの骨棘が有名ですが、骨棘の有無と痛みの有無は関係ないとされており、骨棘が無いから足底筋膜炎ではないということにはなりません。

治療法には靴の変更や足底板・ヒールカップの使用、消炎鎮痛薬の服用、足底筋膜・アキレス腱のストレッチ等があります。
また多くは 時間の経過で良くなりますので、初期の痛みのコントロールをどうするかが治療のポイントでしょうか。
自分が経験したなかで一番長くかかった患者様は9ヶ月くらいです。

気長に患者様を安心させつつ経過を診ていくことが重要です。

北村 大也先生
整形外科医

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